トイレタンク水漏れ放置は危険!部品の入手先と自分でできる原因別修理方法をプロが解説
| この記事のポイントは? |
| 1.微小な水漏れはオーバーフロー管でチェック
オーバーフロー管はトイレタンク内の水位を適切に管理する部品です。水漏れを疑うときは、WLマークで示される理想的な水位線から水位が大きくズレてないか確認しましょう。 2.トイレタンクから水漏れが起きる原因 パッキンの劣化やフロートバルブの不具合等、トイレタンク内の部品の異常が原因となることが多くあります。稀にタンク本体の損傷が原因となっていることもあります。 3.トイレタンクの水漏れを放置するリスク 水濡れによる床や壁の構造的な損傷、カビなどの発生による健康被害、水道代の無駄など、トイレタンクの水漏れを放置するリスクは多岐にわたり、ときに重大な結果を招いてしまうことがあります。 |
トイレタンクから水が漏れていますか?水漏れは放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。
実は、水漏れの多くは、パッキンの劣化やボールタップの不具合など、比較的簡単に修理できる原因によるものなのです。
突然の水漏れに見舞われたら、まずは落ち着いて止水栓を閉め、タンク内の水を抜くことが重要です。そして、原因を特定し、自分で修理できそうな場合は挑戦してみましょう。難しそうであれば、信頼できる専門業者に依頼するのが賢明です。
この記事では、トイレタンクからの水漏れの原因と、自分で修理する方法を詳しく解説します。また、業者選びのポイントや、水漏れを放置した場合のリスクについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。正しい知識と適切な対処により、快適で健康的なトイレ環境を取り戻しましょう。
トイレタンクの水漏れでお困りであれば、信頼と実績の「水漏れ専門チーム」にお任せください。わかりやすい(そして競合に負けない!)お見積もりをご提示させていただきます。そのうえでご予算と緊急度に合わせてベストの解決手段をご検討ください。
事前の電話相談でも解決策が見つかることがございますので、お気軽にお問い合わせしてください。
まずは、トイレの水漏れ対策完全ガイド!自分でできる修理方法と専門業者の見極め方で全体像を把握しておくと、万が一の時にも落ち着いて対処できるので、先に目を通しておくことをおすすめします。それでは、一緒にこのトラブルを乗り越えていきましょう。
この記事で説明していることは?
微小なトイレタンクの水漏れ兆候はオーバーフロー管でチェック

トイレタンクの中央に位置するオーバーフロー管は、見過ごされがちですが、実は水漏れ防止に欠かせない重要な役割を担っています。このオーバーフロー管は、タンク内の水位を適切に管理し、過剰な水の流入によるタンクからの水漏れを防ぐために設計されているのです。
オーバーフロー管には「WL」というマークが記されています。これは「ウォーターライン(Water Line)」の略で、タンク内の理想的な水位を示しています。
もし水位がこのウォーターラインから大きくずれている場合、それはタンク内の機構に何らかの問題が発生している可能性を示唆しているのです。
定期的にタンク内の水位をチェックし、適切な水位が保たれているかを確認しましょう。もし水位に異常が見られる場合は、速やかに原因を特定し、必要な対処を行うことが求められます。
トイレタンクからの水漏れの5つの原因は?

トイレタンクから水が漏れる問題に直面した時、その原因を特定することが重要です。水漏れの背後には、いくつかの主要な原因が潜んでいます。ここでは、それらの原因について詳しく解説していきましょう。
パッキンの劣化
トイレタンクと便器をつなぐ重要な部品、それがゴム製の密結パッキンです。このパッキンは、長年の使用によって劣化し、水漏れの原因となることがあります。パッキンが劣化すると、水が流れる際に隙間から漏れ出してしまうのです。
密結パッキンの劣化が水漏れの原因である場合、その影響は便器内にとどまりません。水は周囲の床にも広がり、特にマンションやアパートなどの集合住宅では、下階への漏水問題に発展する可能性があります。
こうした深刻な事態を避けるためにも、迅速な対応が求められます。
もし自分でパッキンの修理に自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。プロの技術と知識を借りることで、問題を速やかに解決できるでしょう。
フロートバルブの不具合
トイレタンクからの水漏れを引き起こすもう一つの原因が、フロートバルブの問題です。フロートバルブは、便器内の水量を適切にコントロールする重要な役割を担っています。しかし、このバルブが劣化したり、位置がずれたりすると、水漏れにつながることがあります。
フロートバルブが正常に機能しないと、便器内への水の供給が止まらず、オーバーフローを引き起こします。この問題の原因は、フロートバルブのチェーンが絡まっていたり、他の部品に引っかかっていたりすることで、ゴム球が適切に作動しないことにあります。
もしチェーンが損傷している場合は、新しいチェーンに交換する必要があります。一方、チェーンに問題がないにもかかわらず水漏れが続く場合は、ゴム球自体に問題がある可能性が高いでしょう。その際は、新しいフロートバルブへの交換が推奨されます。
ボールタップの劣化
トイレタンクの水の流れをコントロールするもう一つの重要な部品が、ボールタップです。このボールタップが老朽化すると、水漏れのリスクが高まります。
ボールタップは、浮き球の上下運動によってトイレへの水の供給量を調節しますが、適切に機能しなくなると、水漏れだけでなく、トイレタンクに水が溜まらない状態を引き起こします。
ボールタップの不具合は、トイレのつまりや不快な臭いの原因にもなり得ます。特に、節水のためにトイレタンク内にペットボトルを設置している場合、ボールタップの浮き球が適切な位置から外れてしまうことがあるのです。
このような問題に直面した際は、まず浮き球の位置を正しく調整することが大切です。しかし、浮き球が頻繁にトイレタンク内で引っかかるなど、ボールタップ自体に問題がある場合は、部品の交換が必要不可欠でしょう。
タンク本体の損傷
トイレタンクからの水漏れを考える際、タンク内部の部品に目が行きがちですが、実はタンク本体の損傷もまた、重要な原因の一つなのです。
現在主流のタンク本体は、陶器や樹脂などの材料で作られていますが、これらの素材は過度な衝撃に対して脆弱である可能性があります。
タンク本体にひび割れや損傷が生じると、そこから水が漏れ出してしまいます。特に問題なのは、ひび割れを放置することです。小さなひび割れも、時間とともに悪化し、タンクの他の部分の耐衝撃性を低下させてしまうのです。
もし、タンク本体のひび割れが軽度であれば、専用の補修ボンドを使って応急処置を施すことができます。陶器や樹脂に適したボンドを選び、ひび割れをしっかりとふさぐことが大切です。
しかし、損傷が大きい場合は、専門家に修理を依頼し、場合によってはタンク全体の交換が必要になることもあります。
レバーハンドル周辺の水漏れ
トイレの水漏れを考える際、タンク内部の問題に目が行きがちですが、実はレバーハンドル周辺からの水漏れも、注意すべき重要なポイントの一つです。レバーハンドル付近から水が漏れている場合、その原因は多くの場合、パッキンの劣化にあります。
レバーハンドルは、トイレを流すために頻繁に使用される部分であり、パッキンの劣化が進みやすいのです。パッキンが劣化すると、レバーハンドルの根元から水が漏れ出し、壁や床を濡らしてしまいます。
この種の水漏れは、タンク内部の問題による水漏れとは異なり、便器の外に広がるため、より深刻な被害をもたらす可能性があります。パッキンの劣化が水漏れの原因であれば、早めに交換することが大切です。放置すれば、水漏れによる被害はさらに拡大してしまうでしょう。
トイレの床や便器周辺の水漏れの原因

トイレタンクからの水漏れと間違えられやすい、トイレ周辺、床や便器周りの水漏れの主な原因と対策をご紹介します。
便器本体のひび割れ
重いものを落とした衝撃や経年劣化によって便器にひびが入ると、そこから水が漏れることがあります。
ひびが小さい場合は防水パテで応急処置できますが、根本的に解決するには便器の交換が必要です。ひびが大きい場合や複数ある場合は、速やかに専門業者へご相談ください。
便器と床の間からの水漏れ
便器の設置不良や、排水管と便器の接続部(フランジパテや密結パッキンなど)の劣化により起こります。設置不良の場合は再設置が必要です。設置したてであれば設置業者に問い合わせましょう。
パッキンやパテの劣化であれば、部品を新しいものに交換します。便器の取り外しが必要になるため、業者へ依頼するのが安全です。
便器・床周辺の結露
室温と便器内の水温差が大きいと、便器やタンク表面に結露が発生し、床が濡れる場合があります。換気や除湿を行い、結露はこまめに拭き取りましょう。防露便器や防露タンクへの交換も有効です。
飛び散りや汚れによる床の濡れ
小便のはね返りや、洗浄水の勢いによる飛沫が水濡れや水漏れに見えることがあります。繰り返さない場合は汚れも疑ってみましょう。飛沫は、こまめな清掃で対応するしかありませんが、洗浄水量の調整、便器の形状や使い方を見直すことも有効です。
トイレタンクからの水漏れの応急処置は?

トイレタンクからの突然の水漏れに見舞われた時、パニックに陥ってしまうかもしれません。しかし、冷静に対処することが重要です。業者を呼ぶまでの間に、正しい応急処置を施すことで、被害を最小限に抑えることができるのです。
止水栓を閉める
水漏れに気づいたら、まず最初にすべきことは、止水栓を閉めることです。止水栓は、トイレへの水の供給を制御するバルブです。通常、トイレの近くの壁や床に設置されています。止水栓を時計回りに回すことで、水の供給を停止できます。
止水栓を閉めることは、水漏れを食い止める上で非常に重要です。これにより、水の無駄を防ぐだけでなく、床や壁への水の浸透を最小限に抑えることができます。
タンク内の水を排水する
タンク内に残っている水を排水しましょう。これは、水漏れの原因となっている部分を特定し、修理するための準備段階です。
排水は、フラッシュレバーを下げてタンク内の水を流すことで行います。タンク内の水が完全に排水されるまで、レバーを下げたままにしておきます。
これにより、水漏れの原因となっている部分への水の供給が停止され、更なる水漏れを防ぐことができます。
水漏れ箇所を特定する
タンク内の水を排水したら、次は水漏れ箇所を特定します。トイレタンクの各部分を注意深く観察し、水が漏れている箇所を見つけ出しましょう。
具体的には、タンク内部のパーツ(フロートバルブ、ボールタップ、オーバーフロー管など)や、タンクと便器の接合部、そしてレバーハンドル周辺などをチェックします。
水漏れ箇所を特定することで、業者に正確な情報を伝えることができ、的確な修理につなげることができます。
水を拭き取る
水漏れによって床が濡れてしまった場合は、速やかに水を拭き取りましょう。放置すれば、床材の劣化やカビの発生につながる可能性があります。
拭き取りには、吸水性の高いタオルやモップを使用します。できるだけ床を乾燥させることが、二次被害を防ぐ上で重要です。
トイレタンクの水漏れ自力修理方法

トイレタンクからの水漏れに直面した時、適切な対処方法を知っておくことが重要です。ここでは、水漏れを自分で修理するための基本的な手順をご紹介します。
ボールタップの交換
ボールタップの劣化がトイレタンクからの水漏れの原因であると特定できたら、次はいよいよ修理の実践です。ここでは、ボールタップを自分で交換するための手順を詳しく説明します。
- トイレのふたを開け、タンク内のカバーを取り外します。
- タンク内の水を完全に排水します。
- 止水栓を閉めて水の供給を止め、フラッシュレバーを押し下げてタンク内の水を流し切ります。
残った水は、スポンジや布で吸い取るか、小さなバケツなどですくい出します。 - 底部のナットを緩めて、ボールタップ全体を引き抜きます。
水の供給管との接続部分に注意してください。 - 新しいボールタップを水の供給管に接続し、底部のナットをしっかりと締めて固定します。
- 止水栓を開いて水を供給し、ボールタップが正常に機能するかを確認します。
水漏れがなく、水位が適切であれば、修理は完了です。
新しいボールタップを取り付ける前に、古いボールタップと同じ大きさ・形状のものを選ぶことが大切です。
ボールタップの交換は、少し複雑に感じるかもしれませんが、正しい手順に従えば、自分で行うことができます。ただし、ボールタップの形状が特殊であったり、うまく取り付けできない場合は、無理をせず専門の業者に依頼しましょう。
パッキン交換
トイレタンクからの水漏れがパッキンの劣化が原因であると判明した場合、自分で修理することができます。ここでは、給水管との接続部分やトイレタンクの底で発生する水漏れに対するパッキン交換の手順をご紹介します。
- 止水栓を閉めて水の供給を止め、フラッシュレバーを押し下げてタンク内の水を流し切ります
残った水は、スポンジや布で吸い取るか、小さなバケツなどですくい出します - 給水管とトイレタンクの接続部を外します
この接続部には、パッキンが使用されています - トイレタンクを固定しているナットを緩めて、タンクを取り外します
タンクを取り外すことで、底部のパッキンにアクセスしやすくなります - 古いパッキンを取り外し、新しいパッキンと交換します
- トイレタンクを元の位置に戻し、ナットをしっかりと締めて固定します
- 給水管との接続部を接続します
- 止水栓を開いて水を供給し
水漏れが解消されたかを確認します
パッキンのサイズがトイレのモデルに合っていることを確認してください。適切なサイズのパッキンを選ぶことが、水漏れ防止の鍵となります。
パッキンの交換は、少し時間がかかるかもしれませんが、自分で行うことができる修理です。
フロートバルブ交換
フロートバルブの劣化が水漏れの原因であると特定できたら、次は新しいフロートバルブへの交換です。ここでは、フロートバルブを自分で交換するための手順を詳しく説明します。
- フロートバルブに接続されているチェーンを外します
チェーンは、フロートバルブの動作を制御しています - 固定ナットを緩めて、古いフロートバルブを取り外します
フロートバルブはトイレタンクの側面に取り付けられています - チェーンの長さを適切に調節することが重要です
チェーンの長さが適切でないとフロートバルブが正常に機能しない可能性があります - 固定ナットをしっかりと締めて新しいフロートバルブを取り付けます
- チェーンをフロートバルブに接続します。
- 止水栓を開いて水を供給しフロートバルブが正常に機能するかを確認します。
フロートバルブの交換は、少し複雑に感じるかもしれません。適切なフロートバルブの選択には専門知識が必要であり、自分で選ぶことに不安がある場合は、専門業者に相談するのも一つの選択肢です。
タンク本体のひび修理
トイレタンクのひび割れは、放置すると深刻な水漏れの原因となります。ここでは、タンク本体のひび修理について、応急処置と恒久的解決の両面から説明します。
軽度のひび割れであれば、専用の補修ボンドを使った応急処置が可能です。陶器や樹脂に適したボンドを選び、ひび割れ部分に丁寧に充填します。ボンドを適切に塗布することで、一時的にひび割れからの水漏れを防ぐことができます。
ただし、この応急処置はあくまでも一時的な対症療法であり、根本的な解決にはなりません。ひび割れが大きい場合や、複数のひび割れがある場合は、専門家による修理が必要不可欠です。専門家は、ひび割れの状況を詳細に診断し、適切な修理方法を提案してくれます。場合によっては、タンク全体の交換が必要になることもあります。
応急処置を施したとしても、早めに専門家に相談することが重要です。ひび割れを放置すると、水漏れが発生し、床や壁への損傷など、深刻な問題につながる可能性があります。
トイレタンク修理用部品の入手先や交換時期

初めての方でも安心して準備・交換作業にとりかかれるよう、トイレタンクの水漏れ修理に必要な部品の入手先や選び方、交換時期の目安などを紹介します。
トイレタンクの部品を購入する
トイレタンク用の一般的な部品はホームセンターやネット通販で購入できます。型番や写真、実物を持参すると店員に相談しやすく、ネットの場合は型番検索が便利です。一部のホームセンターでは必要な工具の貸し出しもしているので合わせて相談するとスムーズに作業に取りかかれます。
部品の交換時期の目安
パッキンやフロートバルブなどの消耗部品は、一般的に10年前後が交換目安です。交換目安に達していなくても、水漏れや動作不良があれば早めの交換をおすすめします。交換年数を大きく超えている場合は、たとえ今は調子よく動いていても、壊れる前に交換することで大きなトラブルを防ぐことができます。
部品の型番が不明な場合
型番は、トイレのタンクの内側や蓋に記載されていることが多いので確認しましょう。取扱説明書やリフォームの明細等が残っていればそこから確認することもできます。
細かい部品の型番がわからない場合や、トイレ本体の型番が見当たらない、読み取れない場合は、トイレの全体像、型番と思われるシールの写真、部品の写真等を撮影して販売店やメーカーに相談すると安心です。
トイレタンクの水漏れを放置する危険性

トイレタンクからの水漏れ問題を放置することは、家全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。ここでは、水漏れを放置した場合に起こり得る主な影響について詳しく解説します。
健康に及ぼす影響
トイレタンクの水漏れは、私たちの健康にも潜在的な影響を与える可能性があります。特に注意すべきなのが、水漏れによるカビやダニの発生です。
水漏れによって床や壁が長期間湿った状態にあると、それは、カビやダニの繁殖に理想的な環境を提供することになります。カビは、湿度の高い場所を好み、わずか数日で急速に成長することができるのです。
カビの胞子やダニの死骸・フンは、空気中に舞い上がり、私たちの呼吸器系に悪影響を及ぼします。特に、アレルギー体質の人や呼吸器系の疾患を持つ人は、高い健康リスクにさらされることになります。
カビに長期間さらされることで、アレルギー反応や喘息の症状が悪化することがあります。また、一部のカビは、人体に有害なマイコトキシン(カビ毒)を生成することが知られています。
マイコトキシンは、頭痛、吐き気、免疫力の低下など、様々な健康問題を引き起こす可能性があるのです。
さらに、ダニもまた、アレルギーの原因となる可能性があります。ダニの死骸やフンに含まれるタンパク質は、強力なアレルゲンであり、喘息やアトピー性皮膚炎の症状を悪化させることがあります。
特に、小さな子供やお年寄り、そしてアレルギー体質の人がいる家庭では、水漏れによるカビやダニの発生に細心の注意を払う必要があります。これらの人々は、カビやダニの影響を受けやすく、深刻な健康問題を引き起こす可能性があるからです。
床や壁の構造的損傷
トイレからの水漏れが長期間続くと、最も直接的な影響は床や壁への損傷です。床材や壁材は、継続的な水の浸透によって徐々に劣化していきます。特に木製の部材は、水分を吸収しやすく、腐朽や変形を起こしやすいのです。
水漏れによる床や壁の損傷は、表面的なシミやカビの発生から始まります。しかし、問題はそれだけにとどまりません。長期的な水の浸透は、床や壁の構造自体を弱体化させ、最悪の場合、重大な構造的損傷につながる可能性があります。
こうした損傷は、修理に多大な時間と費用を要します。床や壁の部材を交換するには、大規模な工事が必要となるからです。さらに、損傷が進行した状態では、修理そのものが困難になることもあります。
水道代の無駄
トイレタンクからの水漏れは、一滴一滴では大したことないように思えるかもしれません。しかし、その小さな水漏れが長期間続くことで、水道代に大きな影響を与えるのです。
水漏れは、24時間365日休みなく続きます。たとえ1分間に数滴の漏れであっても、それが積み重なれば、1日で数リットル、1ヶ月で数百リットルの水が無駄になってしまうのです。この無駄な水量は、そのまま水道代の増加につながります。
水漏れによる水道代の無駄は、家計に負担をもたらします。特に、気づかないうちに水漏れが続いている場合、その影響は顕著です。月々の水道代が徐々に増加していく中で、その原因が水漏れだと気づかない家庭も少なくありません。
信頼できるトイレ修理業者の選び方

トイレタンクの水漏れ修理を自分で行うことが難しい、あるいは不安を感じる場合、専門の修理業者に依頼するのが賢明です。特に、トイレタンク内の部品交換や調整は、専門的な知識と技術が必要とされるため、素人が手を出すよりも、プロに任せた方が安心でしょう。
しかし、信頼できる修理業者を選ぶことは、それほど簡単ではありません。適切な業者選びのポイントを知っておくことで、効果的な修理と満足のいくサービスを受けることができます。
すぐ来てくれる
さらに、水漏れは放置すればするほど被害が拡大するため、迅速な対応が求められます。24時間365日対応可能な業者や、短時間での修理を提供してくれる業者を選ぶのが賢明でしょう。
マンションやアパートにお住まいの場合は、大家さんや管理会社に相談するのも良い方法です。近隣の信頼できる修理業者を紹介してもらえるかもしれません。
実績と信頼性
まず、業者の実績と信頼性を確認しましょう。長年の実績を持ち、多くの顧客から高い評価を得ている業者は、質の高いサービスを提供してくれる可能性が高いです。
口コミサイトやレビューを参考にするのも一つの方法です。
専門知識と経験
次に、業者の専門知識と経験を確かめることが重要です。特定のトイレメーカーやモデルを専門に扱っている業者なら、適切な部品の選択や修理方法について熟知しているはずです。
専門性の高い業者に依頼することで、的確な修理が期待できます。
明確な見積もり
また、修理にかかる費用については、事前に明確な見積もりを提示してくれる業者を選ぶことをおすすめします。これにより、後から予想外の高額請求を受けるようなトラブルを避けることができます。
アフターサービス
アフターサービスの充実度も重要なポイントです。修理後のフォローアップや保証を提供してくれる業者なら、万が一問題が発生した際にも、安心して対応を任せられます。
まとめ
トイレタンクからの水漏れは、見過ごされがちな問題ですが、放置すれば深刻な結果を招く可能性があります。床や壁への構造的な損傷、水道代の無駄な増加、さらにはカビやダニの発生による健康被害など、水漏れがもたらす影響は多岐にわたります。
水漏れの原因は、パッキンの劣化、ボールタップやフロートバルブの不具合、タンク本体の損傷などが代表的です。基本的なDIYスキルがあれば、自分で修理に挑戦することもできますが、自信がない場合や複雑な問題の場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
トイレタンクの水漏れが生じた場合、私たち「水漏れ専門チーム」が専門的なアドバイスとサービスを提供します。わかりやすいなお見積もりをご提供しますので費用と状況に応じてご選択ください。電話による初期診断だけでも効果的な場合が多いので、お気軽にご相談ください。

